女密偵・おまさは、昔、狐火(きつねび)の勇五郎の下で引き込み女として働いていたことがあった。その狐火の勇五郎の仕業と思われる押込みがあったという報せが入る。先代は四年前に亡くなっている、二代目狐火の勇五郎の仕業だろうか…眼を覆うむごたらしい現場に残されていた貼り紙には闇に浮かぶ狐火が描かれていた。「違う、これは二代目の仕業じゃない。又太郎さんはそんな人じゃない。」先代の名を汚す悪党どもへの闘志がおまさの胸に燃えあがる。そしてそこには、かつて情を交わした男に対する女の熱い想いもあった。先代には二人の息子がいた。兄の又太郎と弟の文吉である。どうやら文吉の仕業らしい。又太郎のために奔走するおまさ。おまさを思い心を砕く彦十や粂八。そして全てを見通し、平蔵がくだした裁きとは…。
狐火
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第三話 狐火 |
75:00 |
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監修/演奏/作曲/作者
ナレーター:野間脩平
出演:斉藤和彦、桑原美帆、小島 智、渡部荘一郎、大和 尊
原作:池波正太郎『鬼平犯科帳』より
脚色・演出:大元雅治