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ストレスと鼻炎には深い関係が!?気になる改善方法を解説

つらい鼻炎

鼻炎の原因は花粉などさまざまですが、突然の鼻炎や、鼻炎が急に悪化してしまう原因として “疲れ” や “ストレス” は見逃せません。
今回は、鼻炎に関係があるストレスについて解説し、改善に役立つ方法をご紹介いたします。

ストレス「4つの種類」 いずれも鼻炎の悪化に関係する!?

ストレスとは「何かの刺激を受けたときの心身の反応」を意味し、その不快な反応の原因には主に4種類があると言われます。
そして、それらが鼻炎を発症させたり、悪化させる引き金となることもあります。

以下は鼻炎に影響を与える4つのストレスと具体例(ストレッサー)です。

  1. 物理的ストレス:暑さ、寒さ、気圧、皮膚刺激
  2. 化学的ストレス:排気ガスなどの汚染物質
  3. 生物的ストレス:カビ、花粉、獣毛、昆虫、ハウスダスト
  4. 心身のストレス:緊張、過労、睡眠不足などによる自律神経の乱れ

鼻炎のメカニズムは、鼻の粘膜に刺激が加わることで、ヒスタミンやコリンなどの物質が肥満細胞からにじみ出て鼻粘膜に炎症を起こすこと。よく知られているのは、花粉やハウスダストのような生物的ストレスです。

急に寒い戸外に出たら鼻水が止まらなくなったり、温度差の激しい場所で発症する鼻炎も、寒冷アレルギーとして知られています。

4つのストレスは単独で影響するばかりでなく、時には複合的に刺激を与えて鼻炎を発症させたり悪化させます。

上記1〜3のストレスは、ストレッサーが はっきりしているので、対策の研究も進んでいます。
ですが、4の『心身のストレス』については、1~3ほどは進んでいないかもしれません。

心身のストレスが鼻炎の引き金になり悪化させるケース

心身のストレスは、自律神経の乱れが原因になることもあります。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、ストレスを受けると、身体は交感神経優位の状態となります。

心身のストレスにより鼻粘膜の抵抗力が弱まり刺激を受けやすくなる

長期間心理的なストレスにさらされていると、交感神経優位の状態が続きやすくなり、心臓や肝臓などの働きが必要以上に活発し、エネルギーを消耗します。

そして疲労が重なり、栄養状態なども悪くなると、皮膚粘膜の抵抗力が落ちます。
具体的には分泌物が減って乾燥しがちになり、寒暖の差や鼻のかみ過ぎなどの物理的刺激や、化学的刺激、生物的刺激に過敏になってしまうのです。

心身のストレスが緩んだときに鼻炎が悪化しやすい

鼻炎は「ストレスが緩んだとき」にも悪化しやすいものです。これは自律神経のバランスが乱れるために起こる症状です。
具体的に悪化しやすいタイミングをご紹介します。

急激な寒暖の差や身体が温まると悪化しやすい

寒い戸外から暖かい室内に入った途端、くしゃみが出てひどい鼻炎症状を起こす場合があります。
これは、自律神経のバランスの乱れが原因の一つです。

寒い外気で緊張していた身体は交感神経優位です。
ところが、室内に入った途端緊張が緩み、身体は一気に交感神経から副交感神経優位になりやすくなります。

副交感神経が優位になると、末梢神経からはアセチルコチンという物質が分泌されます。アセチルコリンが鼻粘膜に張り付くと、鼻水が出ます。

一見ストレスが緩んだように見える状況で鼻炎がひどくなるのはこんな理由です。
そのほかにも、布団に入って体が温まってくると鼻が詰まるのも同様の理由です。

午後には収まっていても明け方や朝に悪化しやすい

喘息や鼻炎で知られる「モーニングアタック」(明け方や朝に悪化して午後には収まる)という症状も、自律神経のバランスの乱れで、粘膜が過敏になるために起こる症状の一つです。
朝方などは人体のバランスが副交感神経優位から交感神経優位に入れ替わるデリケートな時間帯です。

もともとアレルギー症状のある人は症状が悪化しやすいので注意したいものです。

ストレス別症状改善の工夫

具体的に原因が分かる物理的刺激や、化学的刺激、生物的刺激によるストレスは、原因を避けるのが一番です。
一方で “心身のストレス” に対しては人それぞれ、いろいろな改善方法が考えられます。

アレルゲンに触れる機会を減らし温湿度の適切な管理を

花粉症の対策でお馴染みのアレルゲン除去や、アレルゲンに触れる機会を減らす工夫が症状の改善につながります。

室内の温湿度は適切に管理し、空調機、空気清浄機でアレルゲン除去を心がけましょう。加湿を兼ねたアロマデュフューザーで、ハッカ油、ペパーミント、ユーカリ、ティーツリーなどの精油を使うと爽やかな香りで鼻炎の不快感も和らぎます。

マスクを着用すると、湿度が保てるだけでなく室外との移動の際に急激な温度差にも対応できます。

自律神経の乱れには過労を避け自分にあった気分転換の方法を

音楽を聞く

自律神経の乱れを整えるためには、生活習慣を見直すことが第一ですが、そのほかにお薦めなのは、「五感を使い自分のリラックスできる方法を知る」ことと、「呼吸を意識する」ことです。

五感とは、「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」を指しますが、普段何気なく使っている五感を意識的に楽しむ工夫で、

『こんな感じが好き』
『こんな感じだと安心できる』
『こんな感じだとリラックスできる』

という自分だけのリラックス方法を発見できるでしょう。

たとえば、以下のような楽しみ方があります。

  • 視覚:絵を見る・映画を見る・きれいな景色を眺める
  • 聴覚:音楽を聞く・自然音を聞く・ヒーリング ミュージックを聞く
  • 触覚:手触りのよいファブリックやぬいぐるみ、粘土細工をする
  • 味覚:グルメ巡りをする・手作りのお菓子を作る
  • 嗅覚:アロマやお香を焚く・ハーブティーを楽しむ

音楽でリラックスするならヒーリング ミュージックが最適

音楽の中でも、最近ではリラックスに特化したヒーリング ミュージックが各種紹介されています。なかでも、「1/fゆらぎ」を持つ音楽は、聞く人の脳波にリラックスしたときに発現するα波の増加が期待できます。※お薦めのアルバムは【リラクセーション・ジャーニー~やすらぎの音紀行】

また、リラックス効果がある音楽は、なにも「ヒーリング」と銘打って発表されているものだけではありません。モーツァルトらによるクラシック音楽にもヒーリング効果があるとされています。※お薦めのアルバムは【ヒーリング・モーツァルト】

呼吸を意識してコントロールする

自律神経を整える大変有効な方法として、最近注目されているのは「呼吸法」です。

人間は自分で「呼吸」を意識的にコントロールできます。呼吸を意識して行う瞑想状態では、心身がリラックスしたときに発現する脳波α波が観察できると言われます。

呼吸法のメソッドには、マインドフルネス瞑想、禅、ヨガなどがありますが、CDを聞きながら自分でできる瞑想のブックレットなども市販されていますので、気軽に試してみるのもよいでしょう。心身が整い、アレルギー症状の軽減に役立つかもしれません。※お薦めのアルバムは【リラックス呼吸法&ストレッチ】

自律神経を整えて鼻炎の悪化を防ごう

ストレスと鼻炎には深い関係が_4

アレルゲンの特定ができない急性鼻炎を繰り返す場合、自律神経の乱れが原因かもしれません。そんな場合は、医師の診察を受けると同時に、自分なりの自律神経の整え方を工夫するとよいでしょう。自律神経の乱れが整えられれば、つらい鼻水や鼻づまりも和らぐかもしれません。

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