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「仕事に行きたくない…」と感じた時に試してほしい、“心の霧の対処法”

今年のゴールデンウィークは10日間の連休となり、遠出されたかたもいらっしゃるかと思います。

しばらくお休みが長く続くと、仕事に出かけることが面倒になったり、気が向かなくなってしまいますね。

連休明けは、楽しいことが終わってしまったような侘しさを感じます。

“祭りの後”という言葉がありますが、お祭りや花火大会のあとに淋しさが際立ってしまって孤独感にかられる状態を“祭りの後症候群”と表現することもあるとか。

楽しいことの終わりが近づくとネガティブな気持ちになるのは、日曜日の夜の”サザエさん症候群”に似ているのかもしれません。

時間があるときほど、不安や迷いを見つけてしまいやすい?

また、何もすることがなく時間を持て余しているときに、それまで気づかなかったことにふと、意識が向くことがあります。

例えば、引き出しの中をどんなに探しても見つからなかった文房具が、後になって引き出しの奥から見つかり、ついでに忘れていた小さなメモなどもいっしょに見つけた経験は、多くのかたがお持ちではないでしょうか。

普段は見過ごしているものが時間があるときには見つかり、探していたもの以外のものも見つけてしまうことがあります。

ふとした隙間に不安や迷いを見つけてしまうのも、ゆとりの時間の副作用なのですが、時間があって暇なときに、なぜ人は良くないことを考えてしまうのでしょうか?

悩み、無気力感…もしかしたら「脳」の使い過ぎかもしれません

ゴールデンウィーク明けは仕事に行きたくなくなったり、転職を考える人も多い時期です。
会社をやめようか、転職しようか、はたまた、自分がやりたいことは何なのか…

こんな気分を感じる時は、心にもやがかかって、先が見えない不安を感じます。
真っ暗なトンネルとは違い、薄く霧がかかっているような状態です。

霧は5月から7月にかけて発生しやすく、「暖かく湿った空気が冷たい空気に接することで生じる」気象現象です。

ですから、楽しいイベントの熱は連休明けに霧に変わり、先の見えない不安が生まれるのかもしれません。

不安を感じている時は、いくつかの心配ごとや迷いが消えたり浮かんだり、無気力に陥ることもあるでしょう。

あれこれと悩む時、私達は「脳」を使っています。
「脳」も「悩み」もどちらも右側が頭を表す“つくり”です。
そして左側の“へん”は、「脳」は身体を表す「月(にくづき)」、「悩」みは心を表す部首(りっしんべん)で成り立っています。

悩んでいる時は脳と心がもやもやしたり、答えが出なくて前にも進めません。
脳が疲れている…そんな風に感じたときは、脳を使い過ぎている時かもしれません。

たくさん歩くとふくらはぎがパンパンにむくんだり、スマホを見続けていると目が疲れます。同じく脳も使い過ぎるとうまく動いてくれません。

脳は、同時に同じ2つのことを処理できないと言われています。
一般的に言われている右脳左脳の役割をあげてみます。

【右脳の役割】
・図形や映像の認識
・喜怒哀楽などの感情
・直感力
・空間認知力
・イメージ化、想像力、創造力
・音の聞き分け

【左脳の役割】
・文字の認識
・論理的な思考
・冷静沈着
・読み書き
・言語系
・計算

右脳と左脳を並行して使うことは可能です。例えば

「音楽を聴きながら(右脳)、歌詞を書き留める(左脳)」ことはできますが、
「数を数えながら(左脳)、文章を読む(左脳)」ことは難しいでしょう。

考え過ぎてしまう時は、知らず知らずのうちに同時に同じ脳を使ってしまっているのかもしれません。

仕事に行きたくないなぁ、という感情は右脳が反応していて、もっと遊びたいなぁ、ぼーっとしていたいなぁ、という感情も右脳が反応をしています。

それでも、今はまだ仕事はやめないほうがいいな、やりたいことが見つかるまでは嫌だけれど、仕事に行くほうがいいな、という理論的思考は左脳で引き起こるので、その結果仕事に出かけることができるのです。

このように、右脳と左脳をバランスよく使っていれば答えが出せる場合が多いのですが、どちらかしか使わないでいると、疲れてしまいます。

心がもやもやした時は…「ロービームで足もとを照らしながら、ゆっくり運転」

連休明けのあなたの目の前に霧があらわれたとします。そんな時の対処方法は、道路での濃霧発生時と似ているので、なるほどと思ったかたは参考にしてみてください。

霧が発生した場合の車の運転では、「速度を落として車間距離を十分にとり、ヘッドライトは下向き」にすることが推奨されています。

連休明けでなくても、心にもやもやと霧があらわれたら焦らず速度を落としましょう。

例えば朝、ゆっくりとコーヒーを飲んだり、会社までの道をゆっくり歩くなど、いつもよりほんの少しスピードを落としてみましょう。

無気力に陥ったら、ヘッドライトを下向きにしてロービームで近くを照らすように、半月先にも楽しめる予定を設定しましょう。
たとえば、月末に友達に会う、好きなカフェに行く、などです。

ロービームで前方を照射してみると、

いま自分が恐れていることは何なのか?

この中に、もやもやの正体が見つかることも。
待てずに焦って迷走すると、交通事故を引き起こしかねません。

霧は風が運んで行ってくれます。
しばらくゆっくりと過ごしているうちに霧が晴れてきたら、右脳(感情・やりたいこと)と左脳(理論・やりたいことのメリット、デメリット)を意識してみましょう。

ゴールデンウィークは毎年恒例のイベントです。
この季節に、悩みを抱えてしまうことを習慣にしないよう、霧の時の対処方法にぜひトライしてみてください。

ちなみに霧の中を運転する際にはフォグランプも点滅させるともっと安全です。
フォグランプの色は自動車検査登録制度で、白または黄色(淡黄色)が保安基準上の条件です。
色彩心理学では、白は希望、黄色はアイデンティティをあらわすカラーです。

悩みの霧は、自分探しへといざなうために、あえて望みや、やりたいことを隠すように現れたのかもしれません。

次の季節のために、安全運転を意識してしばらくの間、ロービームで過ごしてみましょう。

この記事の担当ライター
ふくち みずほ
ふくち みずほ

【セラピスト・カウンセラー・ヒューマンアカデミー講師】

全国30校舎のヒューマンアカデミーにて、セラピスト・カウンセラーの講座開発と育成授業を手がける。米国NLP協会認定NLPトレーナー。得意分野はインナーチャイルド、カラーセラピー、育成歴をもとにした交流分析、ヒプノセラピー、NLPトレーニング。
女性が生きる上で必要な、セラピースキル(知識)とテクニック(技術)は、恋愛、仕事、結婚、育児など活用分野が膨大であるため、多くの女性にその技術を提供する。NLPトレーニングでの受講生数は延べ1460人にのぼる。

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