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面接、プレゼン、スピーチ…「緊張」を『ポジティブ変換』するための秘策とは!?

吐く息の白さから、冷気を感じる二月。
試験や受験などで周囲が慌ただしく、何となく落ち着かない時期です。
年号が変わる今年は特に、日本中がそわそわしているように感じるのですが、新しいことが始まる前は、何となく落ち着かないものです。

面接試験を受けるときの心境、あなたはどっち派?

“そわそわする” という表現は、落ち着かず緊張している状態です。
新しいチャレンジや慣れていないことには、人は戸惑いを覚えます。
これから新年度に向けて、自己紹介や面接、面談、挨拶など、社会人には避けることができない場面が増えていきます。

ここでみなさんに質問です。
あなたがもし面接試験を受けるとしたら、次のどちらのタイプでしょうか?

(1):心地良いドキドキを感じるタイプ
(少しの不安と、自分を知ってもらえる良い機会だと思いワクワク、ドキドキする。緊張とプレッシャーの中に未来の可能性を感じる)

(2):嫌なドキドキを感じるタイプ
(不安で逃げ出したくなる。失敗をイメージして固まる。自分が試される嫌な感覚。緊張とプレッシャーから、自分の力を発揮しにくい)

新しい出来事を前にしたとき、(1)のタイプのかたは、楽しみながら人生を進んで行きます。
このタイプのかたにとっては、緊張感は心地良い刺激となっています。

一方、(2)のタイプのかたは、もれなく「失敗したらどうしよう…」このようなイメージをしてしまい緊張で体が固まってしまっています。

失敗したのは「運が悪かった」から?

そして、失敗した場合の感じかたにも2つのタイプがあります。
面接でスムーズに答えることができなかった際に、

A:「失敗したのは自分の準備が足りなかったからだ。次の機会には準備をしてチャレンジしよう!」

このような思考パターンのかたは失敗に学び、気づき、反省をして再チャレンジするので次はうまくいく可能性があります。先ほどの(1)のタイプのかたはAの傾向を持っています。

一方、次のようなかたもいらっしゃいます。

B:「失敗したのは緊張したからだ。面接官の質問が難しかったし、昨夜ぐっすり眠れなかったし、もともと私は緊張に弱いし…」

Bのかたは、失敗したことを正面から受け止めることを避けてしまいます。(2)のタイプのかたはこちらの傾向があるでしょう。

私たちは自分を守るために正当な理由付けをすることがあります。
よく耳にする正当化は次の言葉です。

「運が悪かった」

この正当化は自分が傷つかないためのもの。
自分の中に理由を見つけることを避けて、別なところに理由を見つける癖がついてしまうと、失敗に正面から向き合えなくなってしまいます。

では、どうしたら前述のAのような、失敗から学び、次の機会への準備とチャレンジができるようになるでしょうか?

「練習する回数を決める」ことが、緊張をほぐす心のストレッチに

「お百度参り」をしたことはなくても、聞いたことがあるかたはいらっしゃるでしょう。
お百度参りは願いを叶えるために、神さま仏さまに100回お参りをして祈願をする儀式です。

参道の入り口から本堂までの間を往復して、一つの願いごとを100度繰り返して祈願します。
どうやって100を数えていくのか?というと、神社によって数を刻んだ円盤のような石が設けられていたり、硬貨で数えたり。

お百度参りで有名な東大阪市の「石切劔箭(いしきりつるぎや)神社」には「お百度紐(おひゃくどひも)」が用意されています。
筆者もかつて参拝したことがあるのですが、お百度紐はタテ20センチ程度の細い白い“こより”が100本束になっていました。

鈴を鳴らしてから拝礼のあと、結んである方を下にして握り、本殿前にある二つのお百度石の周囲を右回りで回ります。回る都度こよりの先を折ります。100回が終わったら、お百度紐を奉納箱に納めて帰るという儀式です。

ここで大切なのは、「100回という回数を決めてある。何回まで進んだかわかる。」ことです。

A:「失敗したのは自分の準備が足りなかったからだ。次の機会には準備をしてチャレンジしよう!」

このような前向きな気持ちになるためには、回数を決めて練習をすることをおすすめしています。

目標に向かっている進捗が目に見えるので、モチベーションが上がります。
どんなことでも繰り返し練習するたびに慣れていきますし、練習した回数は明確な自信につながります。

難なく出来るようになるまで10回、20回、人によっては100回を要するかもしれません。
実は(2)のタイプのように、不安で逃げ出したくなるかた、失敗をイメージして固まるかたは「リハーサル不足」であることが多いのです。

そしてただひたすらに「頑張る」かたも、(2)のように、失敗をイメージしてしまう傾向があるでしょう。それは「練習不足な気がする…」からです。

面接も自己紹介も練習できる時間がある程度決まっているもの。本番までに回数を決めて、繰り返し練習しておけば、自信に近づき、準備が整った状態が出来上がります。

車も燃料タンクの容量が決まっています。
ガソリンが満たされていれば、あとはエンジンをかけて進むだけ。高速道路には目的地までの距離を示す標識もあります。目に見える数字は具体的な現実なので、数字が進むほど安心に近づくでしょう。

ちなみに、お百度参りは年齢の数だけお参りをしても良いのです。参道を往復しながら体を動かすので、体が温まる運動も兼ねているようにも感じます。
いずれにしても繰り返すリハーサルは、あなたの緊張をほぐすためのストレッチなのです。
ストレッチで「運」を「動」かしましょう。

この記事の担当ライター
ふくち みずほ
ふくち みずほ

【リフレーミングカラーズ協会株式会社代表、セラピスト・カウンセラー・ヒューマンアカデミー講師】

全国30校舎のヒューマンアカデミーにて、セラピスト・カウンセラーの講座開発と育成授業を手がける。米国NLP協会認定NLPトレーナー。得意分野はインナーチャイルド、カラーセラピー、育成歴をもとにした交流分析、ヒプノセラピー、NLPトレーニング。
女性が生きる上で必要な、セラピースキル(知識)とテクニック(技術)は、恋愛、仕事、結婚、育児など活用分野が膨大であるため、多くの女性にその技術を提供する。NLPトレーニングでの受講生数は延べ1460人にのぼる。

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