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BGMで仕事の効率がアップする“3つの理由”とは?BGMに相応しい音楽も紹介

BGM 仕事 効率

音楽が私たちの身体に少なからず影響を与えることが各機関の研究によって証明されており、BGMを流しながら仕事すると作業効率が上がるケースがあることも明らかになっています。

今回は、仕事中にBGMとして音楽を流すことで作業効率がアップする3つの理由、そしてBGMとして相応しい音楽とそうでない音楽について、各機関の実験結果を踏まえながら解説します。

1. BGMがある環境で仕事すると “モチベーションがアップ” して作業が捗る

BGM 仕事 効率

イギリスのコンサルティング会社であるMindlab Internationalが行った実験によると、音楽を聴きながら仕事すると、無音な環境よりも “モチベーションがアップ” して作業が捗るという結果が示されています。[注1]

同社が行った実験は、社内でBGMを流しながら仕事するとどのような効果があるかを調査するものであり、5日間述べ26名の被験者を対象に行われました。被験者らにデータ入力、スペルチェック、計算問題といった作業を課し、BGMの有無で作業精度に変化があるかを調査。

実験の結果では、参加者らの88%が「BGMを聴きながら作業すると精度が向上した」と回答しました。また作業精度は聴く音楽のジャンルと作業内容とのマッチングによって差があり、高い集中力が必要なスペルチェックの作業では歌詞がないアンビエント音楽が最も有用的であったと示されています。

一方で音楽が流れていない環境で作業した場合は、スペルチェックや計算作業においてミスが目立つという結果でした。そのため無音な環境は集中力が求められる作業に向いておらず、BGMが流れている職場のほうがスタッフのモチベーションは高まるとされています。

2. BGMが流れているとルーチンワークの “作業量が向上” する

クレペリンテスト

群馬県立県民健康科学大学大学院診療放射線学研究科が行った実験によると、BGMが流れていると単純作業の作業量が向上する[注2]という結果が記されています。

同院が行った実験は、BGMを聴きながら作業することで脳がどのような影響を受けるかを調査するものであり、平均年齢22歳の男女各4名を対象に行われました。被験者らに近赤外計測装置を頭部に装用してもらい、以下5つの条件で実験を行い前頭前皮質の賦活を測定するという内容です。

  • 1:BGMなしでクレペリンテストのみ実施
  • 2:クラシックを聴取しクレペリンテストなし
  • 3:ポップスを聴取しクレペリンテストなし
  • 4:クラシックをBGMにクレペリンテスト実施
  • 5:ポップスを聴取しクレペリンテスト実施

※クレペリンテスト:作業能力や作業のクセなどを知るための足し算のみの計算テスト

実験の結果、ポップスよりもクラシックを聴取した場合のほうが右背外側前頭前皮質は活性化。クレペリンテストに臨んだときの作業量も有意に上昇しました。

つまり、クラシックがBGMとして流れていると、同じプロセスを何度も繰り返すルーチンの “作業量が向上” することが明らかになったのです。

3. BGMに作業のテンポをキープする補助の役割がある

BGM 作業 テンポ

成城大学大学院社会イノベーション研究科が行った実験によると、ある一定のBPMであるBGMは作業のテンポをキープする補助の役割がある[注3]と示されています。

同院が行った実験は、BGMのBPMが遅いものと早いもので作業効率にどのような影響を与えるかを調査するものであり、男性2名女性8名の大学生を対象に行われました。実験に使うBGMとしては、ショパン作曲「ロッシーニの主題による変奏曲」のBPMを140と180にそれぞれ加工したものを使用。

各BPMの曲をBGMとして流しながら被験者らに計算課題、パソコン入力課題、歩行課題を行ってもらい作業効率の変化が観測されるか調査するという内容です。

実験の結果、計算課題ではBPMが遅いものと早いもので作業効率に大きな変化はありませんでした。一方、パソコン入力課題では、BPM180の曲をBGMとした実験において誤打数が増加したと記されていました。テンポが早い曲はオフィスワークにおけるBGMとして不向きのようです。

ただしBGMを聴きながら一定の距離を歩いた際の所要時間を計測する歩行課題では、BPM180の場合が最も短いという結果でした。そのため「歩く」など認知的負荷が低い作業ではアップテンポなBGMのほうが効率的となるケースもあり、BGMの最適なBPMは作業内容によって異なっています。

BGMはスタッフ間のコミュニケーションやマンネリ防止にも一役買う

BGMを流しながら仕事をすると、モチベーションや作業効率のアップ以外にも、スタッフ間のコミュニケーション促進やマンネリ防止といった効果が期待できます。

流れている曲をきっかけに普段話したことがないスタッフとコミュニケーションを図る機会ができ、知っている曲が流れれば頭が覚醒してリフレッシュにもなります。ただし、歌詞がある曲やアップテンポな曲はBGMに相応しくないこともあるため、あくまでも気が散らない曲を選びましょう。

お薦めアルバム①:集中力~シータ波による脳活性
お薦めアルバム②:活脳クラシック

 

[注1]Daily Mail Online:Could listening to Justin Bieber be good for your CAREER? Pop music in the office speeds up work, study claims[英文]

[注2]群馬県地域共同リポジトリ:BGM聴取時の作業効率に関する脳部位の検討[pdf]

[注3]日本認知科学会:BGMのテンポの違いが作業効率に与える影響[pdf]

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