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癒しのギターアルバム「虹のバラッド~シネマソング・オン・ギター」
ギタリスト榊原長紀が語る、”バラッド・シリーズ” の制作現場

榊原氏

残暑もひと段落、いよいよ秋の足音が聞こえてきそうです。
食欲の秋。読書の秋。紅葉狩りなど旅行の計画を立てている方もいるでしょう。

先日リリースされた『虹のバラッド~シネマソング・オン・ギター』は、アコースティック・ギター(ガット・ギター)のみで不朽の映画音楽をカヴァーした、あたたかく心に沁みるシネマソング・カヴァー集。
「森のバラッド~ジブリ」「星のバラッド~ディズニー」と続いた“バラッド・シリーズ”最新作です。

今回は “癒しのギタリスト” 榊原長紀さんに、演奏や機材についてなどレコーディングの現場を振り返っていただきました。

~“バラッド・シリーズ” を収録し終えて~

編集部: 今回のレコーディング期間はどれくらいでしたか?

榊原さん:
約2か月くらいでしょうか。1~2作目ではレコーディングへ向けて意識を高める部分で苦労することも多かったのですが、今回は比較的スムーズでした。

編集部: “バラッド・シリーズ” 3作を制作し終えて、率直な感想をお聞かせください。

榊原さん:
僕は「人生を通してガット・ギターで何を表現できるか」をライフ・ワークと考えているのですが、世界的にも偉大な「ジブリ」「ディズニー」「シネマ」、この3つのブランドをカヴァーする機会をいただけたのは、本当に幸せでした。
カヴァーした曲の中には、原曲はそんなに好きではなかったけど、ギターでアレンジしてみたらとても綺麗に仕上がって、好きになった曲もありましたね。(笑)

~榊原長紀のギターサウンドの秘訣とは~

編集部: ほとんどフィンガー・ピッキング・スタイル(指弾き)で演奏されているようですが、長時間にわたる収録もありますよね。爪のケアなどはどうされていますか?

榊原さん:
もちろん毎日しますね、レコーディングが長引くときは1日に2~3回は手入れをします。

編集部: それはヤスリかなにかで?

榊原さん:
そうです、1日のうちに音色が変わるんですよ、爪が伸びてくるんです。なので軽く2回ほどシュッ、シュッとやる、それで「あ、今朝の音色に戻ったな」となるわけです。

編集部: とても細かな変化に影響されるんですね、榊原さんの音色に対するこだわりを感じます。

榊原さん:
長時間の演奏では腕や手首にも負担がかかるので、その対策も必要です。笑い話ですが、スポーツ選手などが使用している血行が良くなるシールを貼って録音したりもしました。ライブでは無理ですね、見栄え的に(笑)

編集部: “バラッド・シリーズ”は榊原さんのプライベート・スタジオでの収録になりましたが、一連で使用した機材を教えていただけますか?

榊原さん:
使用ギターはタカミネ製NPT-315、マイクはAKGのC451B、星のバラッド、虹のバラッドはこれ1本で。「森のバラッド~ジブリ」だけはノイマンの87とC451Bを混ぜました。録音環境は3作ともPro Tools 9、オーディオ・インターフェイスはApogee Duetで録音しました。

編集部: マイキング(マイクの位置決め)もご自分でされるんですか?

榊原さん:
自分の好きなマイク位置は何となく決まってはいるんですが、多重録音などで音がたくさん重なるときは、調整が必要になります。その際はマイクを動かしながらじっくり探していきます。曲によって変わってくるので地道な作業になりますね。

編集部:うーん、孤独な作業、、気が遠くなりそうですね。

~最後に~

編集部: 最後に、どうやったら榊原さんのようなギターが弾けるようになるでしょうか?

榊原さん:
自分が弾いた音の「余韻」を最後まで耳で楽しみながら、ゆっくり弾くことだと思います。

編集部:最後のコメントがいかにも榊原さんらしいですね!もう一度ゆっくり楽しみながら3作を聴こうと思います。
次回作も楽しみにしています。ありがとうございました!

sakakibarasan

>>> 榊原 長紀さん公式ブログはこちらから

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