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五月病の予防にも。今から「ストレスに強い私」に整えよう!

4月が始まりました。この春、社会人デビューをはたした方、お子さんが入園入学、進級されたママ、おめでとうございます!わくわく、ドキドキの連続で、慌ただしくも楽しい毎日を送られていることでしょう。

五月病になりやすいのは、どんな人?

就職や昇進・昇格、お子さんの入園入学など喜ばしいできごとが、実はストレスの要因になりうることを、こちらのコラムでお伝えしました。

生活リズムや環境の変化に慣れようとしている間は自覚しにくいかもしれません。けれど、変化に適応しようとするときは、多かれ少なかれ心に負担がかかってきます。
そんな、自分でも気づかない間にたまったストレスが、ゴールデンウィーク明けあたりで心身の不調となってあらわれるのが、いわゆる「五月病」です。

大きな変化があった人は誰でも五月病になるわけではありませんが、一般的に「ストレス状態に陥りやすい」とされる以下のタイプに当てはまる方は、ストレスとの上手な付き合い方について意識しておけるとよいでしょう。

<ストレス状態に陥りやすいタイプ>
 ・几帳面、神経質
 ・完璧主義
 ・感受性が強い
 ・周囲に気を遣いすぎる
 ・柔軟性に乏しい、頑固
 ・仕事中心の生活で、趣味がほとんどない

上記はあくまで一例で、当てはまらなければ安心、ということではありません。
ストレスとは無縁なように思えても、ちょっとしたことがきっかけでストレス状態に陥ることは、どんな人にもありえます。だからこそ、ストレスと上手に付き合っていけるよう心を整えていくことが大切になってくるのです。

「ストレスに強い私」のベースは健康的なライフスタイルにあり

体調を崩しているときはどうしても楽しい気分になれなかったり、反対に過剰なストレスはからだにまで影響したりするように、心とからだは表裏一体です。
つまり、からだにとって健康的な生活は、心の健康にとっても良い、ということです。

健康的な生活には食事や睡眠、運動、仕事とプライベートのバランスなどさまざまなものがありますが、ここではストレスに強いメンタルを整えるうえで心がけたい2つの生活習慣について、アドバイスをしたいと思います。

「日単位」の生活を意識しよう

私たち現代人は、平日は仕事や家事、育児で忙しく過ごし、週末にまとめて休もうとする「週単位」のリズムで日々を送っていることがほとんどです。
最近の一週間を振り返ってみてください。週末に、平日分の疲れやストレスをきれいさっぱりリリースできた実感がある方は、おそらく少ないでしょう。そう、週末にまとめて休息というのは、現実的にはなかなか難しいものなのです。

そこでおすすめしたいのが、「日単位」の生活です。その日のストレスは、その日のうちに解消して翌日に持ち越さない生き方です。
例えば、お風呂でリラックスしたり、もやもやを引きずってしまいそうなときは、その日あった「ちょっといいこと」を数えてみたり。いろいろな方法でストレスをできるだけ小さくして、眠りにつく前に「今日はいい1日だった!」と思えるようにしましょう。
最初は気持ちの切り替えが難しくても、「こういう考え方もある」と意識していくうちに、少しずつストレスのコントロールが上手になっていくはずです。

1日15分「いい汗」をかこう

適度な運動も、ストレスに強い私に近づくための大きな要素です。
ハードだったり、競争するようなスポーツではなく、1日15分程度の、軽い運動でOKです。
ラジオ体操やウォーキング、散歩、仕事や家事の合間にストレッチをするなど、日常生活で無理なく続けやすいことを取り入れてみましょう。

ポイントは、それなりの意志を持って続けること。最初はおっくうに感じるかもしれませんが、実際にからだを動かしてみると気持ちよかった!そんな経験はありませんか?
習慣化してしまえばこっちのものですから、あれこれ考える前に、まずはからだを動かしてみるのが吉です。

ちなみに、適度な運動は、脳の疲れをやわらげるのにもよいといわれています。たった15分の軽い運動で、からだも、心も、脳もすっきり。ぜひ毎日の習慣として、続けてみてください。

「心とからだの健康」をちょっぴり意識して日々を過ごすことが、ひいてはストレスに強い心をはぐくむことにもつながります。
心が揺れやすい時期でも心身ともに健やかに過ごせるよう、できることから、心とからだにいいライフスタイルを心がけてみてくださいね。

■合わせて読みたい記事>>>ハッピーなこともストレスに…?あなたは、自分の「ストレス」に気づいていますか?

この記事の担当ライター
桃谷 裕子
桃谷 裕子

桃谷裕子(ももたに・ひろこ)
横浜労災病院 勤務者メンタルヘルスセンター 臨床心理士
東京薬科大学卒業後、薬剤師の免許取得。関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)の薬剤師や英国ピアソングループ医療系出版社の管理職、エムスリー(株)にて日本最大級の医療従事者専用サイト『m3.com』の初代コンテンツ・リーダーとして働き続ける中、「いい仕事をするためには“心”と“からだ”の両方の健康づくりが重要!」と痛感。一念発起して、子育てをしながら心理学を学び、駒澤大学大学院、筑波大学大学院を修了。いまでは“薬女”の知識と経験も活かしながら臨床心理士・産業カウンセラーとして働く。現職のほか、神奈川大学教職員のカウンセラー、陸上自衛隊や企業のメンタルヘルス研修講師も務める。(公財)日本生産性本部と東京大学が共同で設立した『健康いきいき職場づくりフォーラム』の2018年2月のブログ記事を担当。著書に『メンタルサポート教室』『心とからだの健康教室』(新興医学出版社)がある。リラクシング&リフレッシング・ミュージック『ストレスフリー』(デラ)の監修者でもある。

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